ニューヨークジャズボーカルツァーから帰ってきてから早2か月半。
新緑が清々しい美しい季節を迎えて、極寒だったNYに本当に行って本当に帰ってきたのか、今となっては夢のように感じるけれど、実は本当に行って帰ってきたのだなぁ~。よくご無事で…。
このツァーの参加メンバーは、それぞれの目的を持って参加していて、もちろんWorkshopがメインだけれど、ある人は観光も目一杯だったり、ゴージャスな出で立ちでセッションに参加することが一大イベントだったり、ちょうど日曜日に開催されていた教会でのゴスペルコンサートを楽しんだり、NY在住の友人との再会を楽しみにしていたり…、それぞれに自由時間を楽しんでいました。
私の目的は、物凄く単純でした。永年のマイアイドルーKarrin Allysonに直に会えて、彼女のWorkshopに参加できて、プライベートレッスンまで受けられること…、それだけで夢のようでした。
一番のハイライトは、プライベートレッスン。おそらく70~80cm圏内でKarrinさんと会話をし、なま歌を聴けて、一緒に歌えて、アドバイスをもらえて、もう一生の思い出。
そして最もエキサイティングだったことは、自分が苦手とする(というか、あまり好きじゃない)スキャットにチャレンジしたことだったし、ブルースを彼女と一緒にスキャットで代わりばんこに歌えたこと。もう、「一緒に歌えた」こと!これ、最高でした!
知ってる?と訊かれたブルース曲を私が知らなかったので、思わず「OOOOO」だったら歌えます…って言ってしまったものだから、歌ってみることに…。それが「
Straight, No Chaser 」。言葉がいっぱい入っていて、お口の運動になる曲。果たして歌詞が出るか…?!昨秋から歌っていなかったし、でも、「火事場の馬鹿力」的に歌詞が出てきたのには、自分でもびっくり。でも、楽しいったらなかったのです。
この曲 ⇓ キーも同じ。このテンポで歌えるようになるかしら…。
大きな努力目標。
VIDEO レッスンでは、ブルースでウォームアップして、問題を抱えていた曲を数曲みてもらいました。自分では思い付かなかった解決方法がわかって嬉しかったし、あんなに楽しいレッスンは初めてでした。
Karrinさんは、とってもお茶目でした。何かの曲を唄い終わったとき、瞳をくりくりさせて(殆ど無防備に)彼女に質問されました。
「あなた結婚してるの?それともボーイフレンドいる?あ、それともガールフレンドかも?」って。この質問には驚きました~。最後のフレーズ。それともガールフレンド?って。さッすがニューヨーク!ゲイやレズワールドが確立しているのでしょうね、きっと。雑誌の広告だって、マーケティングが明確だったし…。
いつか再びレッスンを受けられるよう、歌を続けられたらと思います。
冬の間はライヴをお休みしていました。色々な心の変化やカラダの変化を感じるため、自分の心やカラダと相談しながら、細々とではありますが、自分が納得できるように音活をしてゆきたいと思っています。
やる気がない訳じゃなくて、むしろ
Straight だし、
No Chaser なのであります。
※ニューヨークジャズボーカルツァー・レポ完結編