声質
2007年 05月 04日
「あなたは誰とも違う声質?だから、それが他の人が真似できない、あなたのジャズを生んでるんだな、と改めて感じました。」
すごく嬉しかった!
(彼女は去年、私に「目ぢから」が足りない…とアドバイスしてくれました。だいぶグレードアップ!)
いわゆる「歌唱力」は別として、声だけで自己アピールできるかどうかという問いかけは、とても重いと思っているから…。
ここの、この言葉の、この音を、どういう声で表現したいか…というところまで考え尽くしたいし…。それが自然にできるように鍛錬しないといけないし…。
名付けて、ボイス・テクノロジー!
楽器でいうならば、「音色」に相当するのでしょうか…?どのフレーズにどんな音色を使って、どんな強弱をつけるかとか、楽器の人も考えているはず…。例えば、同じピアノを弾いているのに、弾き手によって全然音色が違う、音符の長さが違う、響きが違う、表現が違う…ということと同じだと思います。
つい最近、シャンソン界のとある演出家の方に「ほくっとするのね、あなたの声。癒し系なんだな。」と言われました。
この間の発表会の後、生徒仲間に言われて印象的だった言葉は、「ハスキーっていうんでもないし、スモーキーなのかな」でした。
ほくっとする声、スモーキーな声ってどんな声なんだろう…、自分では分かりません。
私のボキャブラリーに無い言葉。最近の言葉?
でも、これも、ボイストレーニングの賜物だと思っている私です。
声質が変わってきたというより、展開してきているという感覚があります。
この感覚、ときどき不思議です。
無条件に尊敬できる師匠の存在は、大宇宙のように大きい…。
「ジャズはリズム、歌手は声、歌は言葉(心)」
修行は永遠に続くの巻…。

声は大事です(ぼくの場合、半分以上)。あとは自信ですね。

あとは自信…?一番難しそう…、私にとって。

声というのは声質です。