Keiko Borjeson ライヴレポート
2010年 02月 06日
会場の仙台ZAが満員(以上!)御礼となりました。帰り際の皆さんのお顔に笑みが溢れていて、とても嬉しかったです。今年も企画させて頂いた甲斐がありました。
ケイコさんは、昨年にも増してエネルギッシュに、ダイナミックに、大地から気が溢れ出るがごとく、力強く演奏してくださいました。とくに、アフリカに興味が向いている(凝っている!)ことが如実に分るパフォーマンスでした。昨年とは違う「凄み」を感じました。
ピアノを弾きながら、パーカッションを叩き、そして唄う?!これって普通じゃないでっす!(つまり、左腕で太鼓を抱え、左手でピアノを弾き、右手で太鼓を叩きながら唄う?…驚かない人はいません!)ジャズスタンダーズはもちろんのこと、スワヒリ語の歌やスウェーデンの民謡まで、もはやジャンルを超えて音楽していました。「ジャンル」というものに意味など無い…と思わせられる程のボーダレスぶりでした。
ご本人、「去年とは何かが違う。何かの“気づき”を体験し、生きることや生かされていることに感謝する気持ちをいつも感じている」…とおっしゃっていました。
中国はアモイ市でのコンサートを終えて帰国したばかりのケイコさん、中国での体験談も興味深いものがありました。アモイ市には、「ピアノの島」(コロンス島)があります。中国におけるピアノの歴史が眠っている街…。行ってみたい! アモイ市…、霊的な?嗅覚が抜群のケイコさんが最も注目する街のようです。
また、全く初めて日本語で唄うという自作の曲(日本語の歌)にも耳が釘付けになりました。これは、国連の「お母さんの命を守るキャンペーン」に捧げる曲とのこと。
(歌詞は国連スタッフが日本語に翻訳したもの。)
1分に1人、世界のどこかで、妊娠や出産が原因でお母さんの命が失われているのだそうです。(想像し難い数字です。)ライヴ前夜に2分で出来た曲とか…!できたてホヤホヤ!国連のHPで音源が流れることになるようです。要チェックです。⇒ http://www.unfpa.or.jp/mothers/
そして、彼女の応援メッセージも国連HPに掲載されています。皆さんもぜひ応援してください。⇒ http://www.unfpa.or.jp/mothers/message/
音楽を通して繰り広げられる、世界の恵まれない子供たちへのケイコさんの支援は、今、世界のお母さんたちにも向けられています。ケイコさんのミッションは拡がりをみせています。色々と書きたいことがあるのですが、書き足りません。
今回お越しいただけなかった方々も、いつか再び機会があれば、生のケイコさんのパワーと音楽に触れてみて頂ければと思います。「百聞は一見一聴にしかず」です。
ライヴ中、「私は90歳までピアノを弾き続けたい!弾くことに決めました!」と宣言したケイコさんの決意とエネルギー…、皆に元気を与えたことと思います。
皆さんの良い思い出となりますように…。