2017年 03月 26日 ( 1 )

ROSA PASSOS 🌹

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ここ数年は、CDを買わなくなりました。だからと言って、とくにダウンロードミュージックを利用している訳でもありません。ひょっとしたら、最近のジャズボーカルシーンに対する興味が薄れた…とも言えるかもしれないです。
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iPodやiTuneとか、Google Play Music、Amazon Music、Appleナンタラカンタラとか…、便利らしいけれど、最近は以前のように四六時中音楽を聴いている…ということをしなくなったため、余程興味が募らない限り、CDは買わなくなったのです。
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でも、この半年間、昔の性分が復活し、一人のシンガーのCDを6枚も「Amazon買い」しました。でも、殆どが中古品かImportです。絶版なのか、日本ではあまり知られていないのか、「新品」はあまり見つかりませんでした。その反対に、中古品に物凄い高値が付いていたりして驚いたり…。発送元も英国だったり、スイスだったり、アメリカだったり…。運よく、1枚だけライナーノート付の日本版中古品をゲットしました。
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ROSA PASSOS🌹
ホーザ・パッソス🌹

ブラジルの歌手。
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何の曲か忘れてしまったけれど、Youtubeで検索しているときに、ヨーヨーマと共演している動画に辿り着きました。ヨーヨーマがボサノヴァ…??という不思議。私は聴いているうちに、彼女の虜になってしまいました。何か、他の歌手と全く違う印象がありました。
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ブラジルの歌手といえば、エリス・レジーナ、ガル・コスタ、ミルトン・ナシメント、アナ・カラン、アナ・セットン、ジョアン・ジルベルト、アストラット・ジルベルト、イヴァン・リンス、ジャヴァンくらいしか知りませんでしたから、「この人、誰?!」という衝撃でした。
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声が物凄く特殊で、その声質や歌唱を表現する(自分的な)言葉が長らく見つかりませんでした。
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まずはベスト盤を買ってみたら、もっともっと興味が募り、結局はクリス・ボッティのCDまでゲットしてしまいました。クリス・ボッティは、素敵なアーティストを発掘する(起用する)のが得意みたいで、彼が選んだミュージシャンは皆素敵です。「To Love Again」というCDで、Rosa Passosが起用されてスタンダードの「Here’s That Rainy Day」を歌っています。その一曲を聴きたいがために、ゲット❤(Youtubeでも聴けるんだけど…。)
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彼女は、ブラジルの大御所プレイヤーは勿論、アメリカのレジェンドみたいなジャズマンとも共演していて、「何、この人?」という思いも募ったのです。
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情報を検索すると…、
スカートをはいたジョアンジルベルト」、
エリス・レジーナの後継者」…とのこと。なるほど…。
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ギターで弾き語りをし、ボサノヴァのジャンルでは絶対稀有なんじゃないかと想像できるボーカルとベースのDuoをしてみたり、パーカッションのような鼻音スキャットを炸裂させたりします。私の耳に、本当に新鮮。
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ここ数か月、カタカナポルトガル語で歌うことを頑張っていたので、葡萄牙語の鼻音とか鼻母音とかが耳(頭)から離れません。その音を自分が使って唄ったりすると、まるで自分が別人になったような気がしたりします。とっても不思議な感覚です。
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Rosa Passosの声…、葡萄牙語の特性とは言え、恐らくその鼻腔に響かせる声がとても特徴的なのだと思います。少女が歌っているようにも聴こえたり、無防備な声のときもあるけれど、物凄く技巧的にも聴こえるし…、不思議な声です。ヨーヨーマは彼女の歌声を、「世界で最も美しい声」と称したそうです。ワタシ的に表現すれば「ナノレベルの湿度のある気泡」が声に混じっているみたい。空間に響いて、しばらく漂ってシャボン玉が消えるみたいに無くなります。
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6枚のうち、一番凄いと思ったのは、「ROSA」という彼女のギター弾き語りのアルバム。オリジナルを含む全15曲、私が全く知らない曲ばかり…。歌の意味を全く知らないのに、それでも、惹き付けられてソファに座り込んでしまう感じ。聴き入ってしまうのです。1曲目の「Duas Contas」という曲はアカペラで始まり圧巻。「なんだ、これは?!」という驚き。
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「休みなさい…、休んでいいのよ…」と言われているみたいな癒しの音。
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あるときハタと気づいたけれど、彼女の音楽サウンドは確かにボサノヴァやサンバなブラジル音楽なんだけれど、その歌い方の譜割がとてもジャズ的。アルバムのサポートミュージシャンも、「こういうのをブラジリアンジャズ…というのかしら?」と、誰かに確かめたくなるようなジャズぶり。 「Amorosa」というアルバムのピアニスト・Helio Alvesは、かなり私の好みです。ジャズにしか聴こえませぬ。いえ、調べたらジャズピアニストでした。
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ということは、ブラジリアンジャズは、アメリカンジャズよりも強力かも…。だって、ブラジル音楽と合体してるって、凄いんじゃないかしらん。ね?!
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Rosa PassosのHPはポルトガル語なので、固有名詞と数字しか解読できないのですが、フォトギャラリーの写真に、2008年にバークリー音楽院の「Hornory doctor of music recipient」と記載されてある写真があるため、ジャズを専攻して、博士号を得た…ということなんだろうと思います。それなら、完璧に合点が行きます。彼女が、ジャズテイストを持っているということが…。凄く複雑なクロスオーヴァーな世界。でも、クリス・ボッティのアルバムで歌っている「Here’s That Rainy Day」は、私の耳にはそれほどジャズっぽく聴こえません。不思議です。
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いずれにしても、未だ知らないだけで、世界には様々な素晴らしい才能が存在しているということ…。
https://en.wikipedia.org/wiki/Rosa_Passos
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PassosのHPのフロントに、2016年12月にジャズピアニストのケニーバロンとNYリンカーンセンターで共演したときの動画がアップされています。一番最近の動画のようです。さすがにジャズ的です。でもちょっと太り気味…💦 若干苦しそうに聴こえるのが残念です。ベースのPaulo Paulelliは彼女のお気に入り、御用達ベーシストに違いありません。ボイスパーカッションも面白そうなMCもしちゃいます。どの動画にも出てきます。

http://www.rosapassos.com.br/
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自分でたまたま知り得たRosa Passos。まだまだ知らないことが沢山あるとは思うけれど、彼女の歌唱に出逢えて、この上なく嬉しい~♥
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ある時、
好きだと思える歌曲に出逢えること、
好きだと思えるシンガーに出逢えること、
好きだと思えるアーティストに出逢えること…、それは本当に幸運なこと!


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by tomtom2006T | 2017-03-26 02:21 | DIARY | Trackback | Comments(0)

ジャズ・マドンナ<十萌子>の、徒然なるままに・・・。


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