濃ゆい週末…。
2008年 03月 13日
まず、8日
浅草JAZZコンテスト、エントリー・ナンバー8番!
とても貴重な体験になりました。
一つ一つの瞬間を一生忘れないと思います。
浅草公会堂の迷路構造、立ち働くスタッフの皆さんの真摯で熱い雰囲気、出場者の方々の様々な表情、楽屋での皆の様子、お化粧の方法、ヘアメイク、地階のリハーサル室での四重奏(サックス&Vo3名のそれぞれのウォームアップ、不協和音…。凄かった!)、審査員の方々の辛辣なコメント、司会者の方のフォロー、等など…。
そして、携帯や、会場に来てくれて応援してくれたみんなの言葉!
本当に嬉しかった!
ありがとう!ありがとう!ありがとう!
このコンテストが27年間も毎年開催されていることは、本当に感動的です!
私の曲は「Every Time We Say Good-bye」。
恐る恐る録音を聴きました。3箇所、失敗しました。原因明確!確信犯!
緊張ゆえの失敗が2つ。
ピアノのテンション音が気になってタジロイダ失敗が1つ。
まだまだトロイで~す。
もちろん!入賞はしませんでしたが、
なんと濃ゆい「敢闘賞」だったことでしょう…。
90分の8! 8分の5!
審査員のお一人からは、とても高度なアドバイスを頂きました。
それが実際にどういうことかとか、How-toも未だ実感できませんが、一つの発想として今後色々な曲に応用できそうな内容でした。勉強になりました。
そして、一緒に出場した何人かの方々と知り合うことが出来て、これもとても嬉しいことでした。
そして、9日。
ずっと計画していたのに中々行けなかった国分寺T'sセッションに行ってきました。
唄った曲は、今一番好きな二曲。
「It Never Entered My Mind」と「Double Rainbow!」
却下を覚悟で出した譜面(ヒンシュク・キーとヒンシュク・コード)を、受け入れてくださったギタリスト・小泉清人さんに感謝!初めてお会いしました。なんと奇遇なことか、小泉さんは「Double Rainbow」というタイトルのCDをリリースされていました。しかも、DRが一曲目です。HPの写真も、ダブル・レインボーでっす。びっくり!
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koizumi/index.htm
そして彼は、今回の浅草JAZZコンでグランプリに輝いた「中溝ひろみ」さんと一緒に演奏をされているとのことでした。http://www.doblog.com/weblog/myblog/48384
なんだか、縁が廻っているような不思議な感覚がありました。
It Neverの方は、コードについてセッションリーダーの塩本彰さんからNGが出てしまいました。「折角の美しいメロディーの流れを止めてしまうようなコードは良くない…。」この曲のコードについては、色々な歌手の歌唱を聴きましたが千者万別で、悩み継続中でした。塩本さんから「カーメンのIt Neverが一番美しいコード」と教わりました。CDを探そうと思います。
その日は、鈴木勲GGも参加されて、塩本さんと数曲Duo。Fly Me To The Moon、アヴァンギャルトな感じでした。この曲があんな風に料理されるなんて、どういう頭の構造なんだろう…てな感じで感動ものでした。発想と反応。音が火花のようにパチパチ光って、ビジュアルでした。「音」を「楽」しむとは、こういうことなんだなぁ…。
最終の新幹線に間に合うためには、8:32の特快で国分寺を出ないといけませんでした。
今年二番目の大イベント、終了です。
さ、再び仕切り直しをしてGO!でっす。
曲名のせいで最後にまわった可能性がありますね。
曲名というか、エンディングのアレンジのせいではないかと感じました。
本番、舞台裏の進行担当の方・・・名づけて「御茶ノ水博士!」が私に言いました。
「さッ、ビシ~ッと決めてきてくださいね~ッ!」
励ましだったのでしょうか?プレッシャーだったのでしょうか?うぅ~。
アレンジは、アレでっす。
一曲勝負は、本当に難しいですね…。審査員(原信夫氏)の総評も、「あなた方は再び次回も挑戦してくるでしょうが、一曲だけなんですから、よ~く選曲を考えてください。」…というものでした。
選曲、アレンジ、ステージング…。一曲に、色々な要素がバランスよく盛り込まれたとき、幸運の女神が微笑むのかもしれません。
今回の金賞と銀賞に輝いたお二人の曲は、アレンジが凝っていました。グランプリの方は、上品な素うどんの美味しさみたいな感じで、全う勝負という素晴らしさがありました。