「Inútil Paisagem(無意味な風景)」聴き比べ♪
2017年 01月 21日
でも、なぜか言葉がメロディーに馴染まず、歌い辛くて、キーを変えたりナンダリカンダリしてみたのですが、お蔵入りになっていました。
一念発起。ジョビンの曲をポルトガル語(カタカナ!)で歌ってみるという実験的チャレンジの一曲目に、この曲を選んでしまいました。
歌うにあたって、単語を調べ、意味を調べる訳なのですが、手持ちの対訳は納得のゆくものではありませんでした。言葉の羅列みたいな感じで、ストーリーの全貌が見えて来ないのです。漠然とした訳詞…。合点が行かなければ、表現も曖昧になりそうだし…。とりあえず、「Elis & Tom」のアルバムに記載されてある対訳は次のようなものです。
どうして…
空はどうしてこんなに広いの
海はどうしてこんなに大きいの
ねぇ、何故?
砕ける波に舞う
午後の風
不思議な自然
もう私は来ることはない
二度とくることはない
道端に咲く花のように
私が独りで歩ける道は
道端に咲く花のように
独りで歩く道はどこにあるの
どこにもない……どこにもない
(訳詞:いまのきくお)
一方、とあるブログには、後半の歌詞について全く異なる解釈が書かれてありました。
➡ http://blog.livedoor.jp/unknownmelodies/archives/50944284.html
もちろん、ポルトガル語という言語の「イロハ」も勉強していないので、確かめる手段もありません。でも、兎にも角にもカタカナ葡萄牙語で歌う…というチャレンジをした訳です。
Youtubeはとても助けになりました。色々な人の歌唱を聴いて、発音をチェックすることができるし、動画で表情を見れる場合は、口の開き方とか唇とかも見れるので、もっと参考になります。とにかく聴いて聴いて真似して真似して…。でも、皆違うので驚きました。(もちろん英語で歌う場合も皆違うんだけれど…。)
後で知ったことですが、なにやら歌手の出身がサンパウロかリオかでも発音が違うらしいのです。なまり?!
「ま、いっか」と思わないと先に進めなかったので、自分の耳に心地よく響いた発音を真似ながら、とにかく熱烈練習したのでありました。
聴き比べです♪
Rosa Passos (ホーザ・パッソス)
※昨年初めて知って、ハマっていました。今、一番好きです。
Caetano Veloso (カエターノ・ヴェローゾ)
※この人の歌唱を一番聴きました。物凄く丁寧に聴こえるのです。表情からこの曲のイメージが溢れ出ています。
Elis & Tom
※珠玉の定番❤
Esperanza Spalding & Gretchen Parlato
※先端をゆくボーカリストたちは凄いなぁ…。
Morelenbaum²/Sakamoto
※坂本龍一プロデュースのアルバム。
他にもミルトン・ナシメントや、知らない人々のを聴き込んだものの、自分の耳に都合のよい部分を真似して、なんとか覚えました。
そして晴れて、仕上がったつもりの自分の歌唱について、先生から何と言われたかは内緒…。
ハードルは高くなるばかり…。まだまだ、序の口。
未知の道…。
でも、この曲は、英語よりもカタカナ葡萄牙語の方がずっと良い感じ…♪
チャレンジしてみて良かったです。
今、もう一曲、がんばってみていますよ…。(*^^*)
がんばっちゃいます♪