「自転車も止まれ」 直島・完結編
2016年 10月 05日
私が日常的に運転する道路に、東北大学の学生たちの通学路があります。自転車通学の中には、留学生も多く、交通ルールを無視して走っていることがよくあります。一番迷惑なのは、「逆走」です。これは本当に危険。
一台の自転車と私の車が同じ速さで走っていたとき(もちろん左側通行で)、向う側から自転車が逆走してくることがあります。その逆走自転車は、私の車と殆ど同じ位置を走っていた自転車の間を強引にも逆に通り抜けたのです。この危険な瞬間、クラクションを鳴らさない訳には行きません。しかもこういう出来事が一度ではありません。もちろん、東北大学の川内キャンパス・学生課みたいなところにクレーム電話を入れました。留学生に交通ルールを周知させることをお願いする訳です。その通学路は、留学生が住んでいる留学生会館とキャンパスを結ぶ道なのです。
自転車に乗る人たちは、急いでいる時などには車になったつもりで走っていることがあります。本当に迷惑なんです。車専用の車道を、車と競争するみたいに平気で飛ばしていたりします。
直島で上記の標識を発見したとき、どこにでも交通ルールを守らない自転車走者がいるのだなぁ…と思いました。この場合は、都合よく「車」でなくなる自転車の人たちへのメッセージです。こういう標識を作る直島のお役所、とっても良いですね~。皆、「ま、いっか」とルールを破る訳ですから…。その油断が事故を招くのだもの…。
http://fanblogs.jp/sakurabunama/archive/134/0
(香川県警の試みと分かりました。)
次はコレ。
「なんやろな~」というのが第一声。
でも、二人と話しているうちに理由が見えてきました。
「最近の子供はあやしぃやろ…。変になっちゃう子供が居るやろ。」
直島は過疎地帯で、人口が3500人でも、子供の数がとても少ないらしいのです。小中学校の一学年のクラスは1つだけだそうです。つまり子供たちは最重要な存在。その子供たちが発信する「心のSOS」を見逃してはならない…ということのようです。(でも、単に、「子供少なし、SOS!」=「子供増やそう!」なのかもしれませんが…。)
こんなメッセージを島の大人たちに発信する直島のお役所、何となくいいですね~。
なんか、区役所とか市役所でチラシで目にするよりも、こういう家の壁に永久的に(?)貼り付けてあると、そこを通る度にリマインドできるのかもしれません。
でも、おばあちゃんの第一声が「なんやろな~」だったので、イマイチな感じはしましたが…。
年間40万人くらいの観光客が来訪する芸術の島…。でも、過疎化を止められていないことは確かなようです。ギャラリートークでの安藤忠雄氏の話では、観光客が1万人、4万人…と増え、7万人になったころ、島の人たちが「うちもカフェやる、うちも食堂やる、うちも民宿やる」と言い出したそうです。島がドル箱ではあるけれど、子供が少ない➡若者が少ない…のは問題だわね~。商売のために移住してくる人たちも居るのかもしれないし、島民でない人が経営する食事処や宿泊施設が増えてゆくに違いありません。
宮浦港で帰りのフェリーを待っていたとき、高松港から到着したフェリーから、美術館でお世話になったスタッフの一人が降りて(出勤して)きたのを目撃しました。高松から通勤しているのですね…。なるほど…と感じた次第です。
「普通の人々」が、築50~80年以上の古い家屋に住まう様子を見られるのも永遠ではないのでしょうね…。
10年後くらいに、もう一度行ってみるのも面白いかもしれません。
いつものことだけれど、直島でも数えきれないほど写真を撮りました。趣味なので…。
とても素敵な写真も沢山あるし、ブログにもっとアップしたい気分でもありますが、今回で終了~。
とても良い旅でした。
いつか、別の島にも行ってみたいです。
左右の車が停止しているところを私が直進する訳ですが、そこに左から自転車が飛び出してくるのです。自分は歩いているのだと思っている自転車です。歩行者だって、フツーは立ち止まって注意すると思うのですが…。
そして、昨日は逆走留学生女子と遭遇しました。左側通行の車と自転車の真ん中を堂々と逆走できる神経、日本人にはナシ。