ウルル(エアーズロック)観光♪

オーストラリア先住民であるアボリジニの人々にとって、ウルルは神々が宿る聖なる山なので、ウルルを観光地として認めるに至るまでには、迫害と虐殺の悲惨な歴史を受け入れることに始まり、何年もの深刻な葛藤を克服してのことだったのだろうと思います。

調べてみるまでは分からなかったことでしたが、ウルルには登山しないこと…が望まれているようです。ウルルの麓(散策ロード)に神聖な儀式が行われる聖地が点在し、写真撮影禁止の場所もありました。宗教的あるいは文化的な儀式が行われるときは、国立公園が休園されるそうです。そういったことを厳守することを条件に、アボリジニはオーストラリア政府にウルルを国立公園としてレンタルしているとのことです。ウルル・カタジュタ国立公園に入園するのにも、入園料がかかります。レンタル料と入園料の何パーセントかがアボリジニの収入となり、アボリジニは働かなくても暮らしていける環境にあるそうです。(ガイドさんの話)
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それでも、ウルルリゾート内のホテルの敷地や空港には、アボリジニに就職の機会を提供するカフェなどが運営されていたり、もちろんホテルのスタッフとしてもアボリジニが働いていましたし、リゾート内の劇場で開催される3D映像を駆使したお芝居にもアボリジニの役者さんが出演していました。
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そんな環境にあるウルルを見物しに行った訳ですが、旅の後半で長距離をウォーキングする体力などは残っていないであろうと想定し、上空からの観光オプション=遊覧飛行を選びました。それはそれなりに大正解だったけれど、登ることも望まれていない神聖な山・ウルルを、上空から見下ろすなど、よく考えればアボリジニの人々にとっては邪道中の邪道なのかもしれないと心の隅で感じていました。(もちろん、真上を飛ぶようなことはありませんでしたが…。)それでも、その光景はとても壮大で感動的、実際に観ることが出来て本当に良かったなぁ…としみじみ。

ウルルは、湿度5%、最高気温36℃という気候(ガイドさん弁)で驚きました。サンセットツァーやサンライズツァーへの参加条件として、水1リットルを持参することが義務付けられていました。熱中症予防らしいのですが、ノドが乾いてから水を飲むのでは遅すぎるらしく、10分か15分おきに少しずつ補水することが望ましいとの指導がありました。

遊覧飛行で出会った、翌日にカタジュタ山麓のウォーキングツァーに申し込んでいた女の子は、ツァーの所要時間が3時間のため、水3リットルが義務付けられていると言っていました。彼女は、より保水効果のある経口補水液の粉末剤を持参してきたのだそうです。過酷な大地です。さらに彼女は翌々日にはメルボルンでのハーフマラソン大会に参加するのだと話していました。色々な人がいるのだなぁ…と観光以外にも感動した次第です。

蛇足だけれど…、ウルルにはブッシュフライというハエがわんさか飛んでいました。顔や身体に群がってくるため、ネットを被ってハエをよけないと、鼻の穴に入ったり、口の中に入ったりするので煩わしいものがありました。でも、汚いハエではないらしく、単に水分を求めて人間に群がるらしいです。湿度5パーセントは過酷だし、ハエも生き残るために必死なんでしょうね…。

東西南北、どっちがどっちの方向か分からないまま興奮しつつ眺めていました。ちょっとした角度で表情を変えるウルルはやっぱり怪物一枚岩。ヘリコプターの騒音と振動に耐えながらの感動的な遊覧飛行でした…??。


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by tomtom2006T | 2015-10-31 19:17 | DIARY | Trackback | Comments(0)

ジャズ・マドンナ<十萌子>の、徒然なるままに・・・。


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