Ann Burton (アン・バートン)
2006年 04月 28日
声量がある訳でもありません。迫力もありません。声を伸ばせば、最後に声がふるえて、ピッチも狂うこと多々ありです。技巧的ではありません。彼女はオランダ人なので、英語は母国語ではありません。でもヨーロッパ語族だから、英語に難がある訳でもありません。でも、特別美しい英語でもないように感じます。ときとして、とてもブッキラボウな感じもします。もちろん声も、キレイな声ではないし・・・。ずっと聴いていると、金属的な声が混じったりしています。でも、これが結構、特徴的です。
金属的な声の筆頭は、カーメン・マクレエ。TomTomの自己中心的データブックの中には、他にもやや金属的と思える声の持ち主がいます。アイリーン・クラール。アン・バートンの声は、アイリーン・クラールよりはキレがないのですが、暖かい。そしてウェット。湿度があります。
う~ん、説明できない・・・。ただただ、「いい」のです。癒されます。
「想い」があふれているのだ、と思います。ふかふかのソファに深く腰掛けて、ゆっくり聴きたい・・・。
56歳で、喉頭がんで亡くなったらしいのですが、今生きていれば73歳。歌手にとっての喉頭がんという病を想像するとき、とても心が痛みます。http://www.annburton.com/e-index.htm
アンのアルバムで、一番最初に手に入れたのは、バラード集「ballads & burton」。でも、バラードの中に、4ビートの曲が一曲だけ混じっています。That Ole Devil Called Love。ほんとうに洒落ています。包容力のある柔らかなスイング感。
生で聴いてみたかったなぁ・・・。
ballads & burton
2004年12月~2006年7月の間に、メールマガジン 「趣味から始める英会話~週2回のハリウッド留学」 に登場した”なるほど!英語表現”を完全網羅。 130ページの無料レポートに仕立て上げました♪ ... more
私は、「Blue Burton」が、愛聴版です。
なにがいいのか、言葉で説明するのは難しいですね。
湿気、はうまい表現ですね。
彼女の歌う曲は、1つの曲が、完全に物語りになる。
まさに私のめざすStory Teller!
最初の印象は、
伊藤君子さんに、声質が似てると思いました。(どう?)
特別なことは何もしてない。歌い上げない。
なのに、おんなじようなTempo
のスローSwingが続いても飽きない。
無気力でCoolなのに、聴いていて胸がせつなくなる。
きっと魅力的で神秘的な女性なんだろうな~。
ただ私には、ちょっと和製、演歌とかブルースにも聞こえて
くるときもあります。
それがいいのかも。
そういえばジャケの顔もそんな感じが・・・。
Tom Tomさんはお仕事として歌っていらっしゃるのですね!
そんな方が私のブログにコメントを・・・なんだかお恥ずかしいです。。。。
もしも東京や横浜などへ遠征ライブされることがありましたら、
是非教えてくださいね。
そうだ、ちなみにワタシの次の課題曲は「I Loves You, Porgy」に決めるつもりです!
「演歌とかブルースにも聞こえてくるとき・・・」・・・確かに。なんとなく、やっぱり、湿ってるんだと思います。これって、日本で人気が出た理由かもしれないわね。(^^)
mu-netさん、ようこそ!嬉しいです。・・・私はおアマチュアですよ。名付けて、「社会人ボーカリスト」です。ずっと練習だけしていたのですが、3年前くらい前に「表現欲」に火がつき、人前で唄えるよう、自分で努力するようになりました。7月に東京で発表会がありますから、もしご都合がよろしければ、是非いらしてください。後日ご案内いたします。(^^)
mu-netさんのブログは、歌を学ぶ同士として、とても共感できるし、文章がとても興味深いです。リンクをはらせていただいてもいいでしょうか?
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