シンサイミライノハナ http://sinsai.exblog.jp/
2010年 01月 17日
北野の異人館を見物した後、喫茶店で休憩し、その喫茶店主に丁寧に行き方を教わりました。(「北野十番館」というお店でしたが、本当にマスターに親切にしていただきました。深謝。)それで「震災メモリアルパーク」を目指して行けば良いということで、タクシーの運転手さんに「震災メモリアルパークまでお願いします」と言ったところ、「い~まドキ、そこに行く人いないっすよー。」と言われました。
その時、「あぁ、街の雰囲気も震災の傷跡など感じられないくらい復興しているし、あの悲惨な災害の記憶はかなり薄れているのだろうなー」と感じました。
メリケン波止場には、当時の震災の傷跡がそのまま残されていました。まるで映画のセッティングのように見える波止場の傾きが、自然の力によるものだなんて信じたくない気持ちでした。この地震地獄を自分が体験したとしたら、トラウマにならない訳はないと感じさせられました。そして、その時この海はどのようにうねったのだろうなんて想像するとゾッとするものがありました。
阪神淡路大震災から今日で15年。1月17日の今日は、TVで15年目の神戸の人々の様子が放映されていました。涙が尽きることのない被災者の人々の言葉には、胸が詰まる思いがします。
それでも、更なる復興と街づくり、地域活性化を目指して立ち上げられた「鉄人28号」プロジェクトのモーニュメントが2009年秋に完成し、街が活気付いている…とTV番組で報じられていました。昨年の旅行の時、そのことに気付いていませんでした。漫画と同じサイズ・身長18メートルの「鉄人28号」がそびえ立っているらしい…。見てみたかったです。
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数日前に起きた最貧国・ハイチでの大地震も、本当に悲惨です。首都とはいえ耐震構造などないであろう建物は殆ど倒壊し、季節は夏、インフラ壊滅。いったいどうなるのでしょう…。最初にTVニュースでこの災害が報じられたとき、「とにかく今一番必要なのは現金であるとのことです」とキャスターが言っていました。現実はそうなのでしょうか…。救援物資を奪い合う人々、そして窃盗・略奪…。本当に20万人もの人々の命が奪われてしまうのでしょうか…。想像できない数字です。
地球の反対側にいる一個人としては、募金することしかできないのだなーと、TVの画面を見ながら遠くに思いを馳せています。