「真摯さ」 (ボーカル発表会・Part2)

自分を棚に上げて語ってみたいと思います。

ボーカル発表会における参加者としての楽しみ方の一つ…、
それは、生徒仲間たちの「成長ぶり」を観ること。

去年は良かったのに何だか「落ちてしまった」人もいれば、ずっと「同じ」人もいる…、
けれどもグーンと「成長した」人がいると、感動的なのです。これはもう、声を掛けずには
いられません。きっとその人は、一年の間、どこかの部分を改善すべく本気で頑張ったの
だろうと思うのです。

スピードスケートの冬季オリンピックメダリストが言っていた言葉…
努力は私を裏切らない」という言葉を思い出します。


そして又、初めて参加する人の中に「新鮮な」人もいます。
今年、そんな人がいました。

リハでの歌声を聴いたとき、笑ってしまうほど「デカイ」声でした。PAのボリュームが
大きいのではなく、その人の声がデカイ!
私は感動すると、どうしても思ったことを必ず口に出してしまいます。

 「大きなハッキリした声ですねー。羨ましい!あの難曲バラードを全部地声で唄えるって
素晴らしいです!肺活量も凄そう…!」

彼女 「私、子供の頃から声だけはデカかったんですぅ。でも、今日は2時間、声を出して
ウォームアップして来ました!」

私は内心、シマッタ…と感じました。発表会当日はいつもより早起きして、バタバタと準備を
して新幹線に乗り、荷物をガラガラ引っ張ってBody & Soulに到着し、順番が突然回ってきた
リハ前も声を充分にウォームアップする時間などは皆無でした。
せいぜい歩きながら、往来する人々に怪訝そうに振り返えられながら、意味のない声で発声して
みる程度でした…。
ウォームアップしないと艶が出てこない声質なのに…、いつもは必ずやっていることなのに…、不覚…。

そして本番。
彼女の声はやはり、確実にデカく、子供のように「素」のまんま。そして言葉はハッキリしているけれど、
言ってみればカタカナ英語。なので、言葉の繋がりもぎこちない。けれども、その「真摯さ」に
圧倒されるような感動があったのです。その曲の世界を理解し、そのメロディーと歌詞を愛し
丁寧に表現しようとしている様子がガンガン伝わってきました。凄く良かった!
感動に、巧いとか下手とかは関係ないのだなー。
二時間もウォームアップして臨み、充分に自分の声を生かして表現した彼女の意気込みにも感動しました。


翌日、竹馬の友と一緒に前夜のパフォーマンスを振り返ったのですが、プログラムを見ながら
彼女が言いました。
「この人の歌、良かった。音楽的だった…と思う。」
私も同感でした。

ショーアップして観ていて聴いていて楽しくなる歌唱はもちろん良いし、聴く人をガンガン乗せてゆく
ノリノリの歌唱も良いけれど、私の好みとしては「人の心にじわ~っじわ~っと伝わってくる歌」は、
もっと良いな……。
歌い手が、その曲に込める想いや真摯さが生々しく伝わったとき、最高だと思います。
上手下手を度外視した、これがライヴの醍醐味なんだろうなーと思います。

あくまで私見だけれど…、
彼女の歌からあらためて学ばせてもらったものは、何かとっても大きなもののような気がします!
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3時間半も長居したカフェ。新丸ビル5F。
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Commented by barbara at 2009-10-08 23:42 x
神々の愛する声
ガンバ!
Commented by tomtom2006T at 2009-10-10 00:01
天まで届く声…
心に染み入る声…
グレースフルな声…

頑張ります…
by tomtom2006T | 2009-10-08 21:51 | DIARY | Trackback | Comments(2)

ジャズ・マドンナ<十萌子>の、徒然なるままに・・・。


by tomtom2006T
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