バリー・ハリスWorkshop!

この二週間、ずっと何をしていたかといいますと…。

ケイコ・ボルジェソンさんのライヴのフライヤーとチケットを手作りし、色々な方々にPRし、お店にパンフを置いてもらいにアチコチ回り、今年初のライヴで唄い、その後東京へ行き、色々思うがままに活動して帰ってきました。

目的は、昨秋のNY旅行で参加し損ねたバリーハリス氏のVocal Workshopに参加することと、バリーハリス氏のトリオ・ライヴ、レッスン、師匠のライブ、竹馬の友とのデートでした。ちょっと思い立って、ちょうど開幕した東京国際キルトフェスティバル(東京ドーム)にも行ってしまいました。あぁ、忙しかった…。けれど、収穫大!そして若干、センチメンタル・ジャーニー。

バリーハリス氏のトリオ・ライヴとWorkshopの会場は、ルーテル市谷ホール。市谷は、昔通勤していた場所なので、とてもなつかしかった…。昔のままの上智大学・市谷キャンパス(地味)、近くのインド料理のレストラン、イタリアンレストラン、古い喫茶店。会社のビルの隣にあったお花屋さんもそのまんま…。15年以上も経過しているのに、そのまんま…。昔の色々なシーンが思い出されました…。当時と違うのは、スタバのようなコーヒースタンド系?が乱立していたこと。

さて、バリーハリス氏について…。
トリオ・ライヴは、主催した尚美学園大学で教鞭を取るミュージシャンとの競演。
http://www.shobi-u.ac.jp/upload/pdf_upload/541.pdf

ライヴは、どの曲がどの順番でどんな風に始まるのか、ベーシストもドラマーの方も前もって知らなさそうで、見守りながらの演奏(?)。ピアノはとてもソフト。凄くリラックスした感じで心地良いサウンドでした。一緒に聴いていたmu-netさんが言いました。「どこにも力が入っていない感じ」だったと。最初、弱音ペダルを使っているのかな?と感じたのですが、そうではない…。α波がガンガンでているような演奏。実は、何曲目かで熟睡してしまいました。そんなこと初めて!嫌だなぁ、自分。ライヴで熟睡するなんて。疲れたいたとは思えないのだがッ!

それにしても、私の大好きな「Ruby, My Dear」も演奏され、いやぁ、良かった…。
79才のハリス氏。歩き方は手を差し伸べずにはいられないような歩き方だったけれど、一音目とか一声発するときの瞬発力とビートと音を聴く耳は全くもって凄かった…。日本流に言えば、後期高齢者。私はお年寄りの現役ミュージシャンが何故か大好き。たとえ若い頃の勢いが衰えていたとしても、「心」は円熟しているから。すべての無駄なものが消え、よりピュアな感じがするのです。

さて、2日目と3日目のWorkshopは、恐らくNYで行われている雰囲気そのままではないような気がしました。通訳者を介してのコミュニケーションがスムーズに行かない場面が多々ありました。ピアノWorkshopは、ピアノの回りに生徒さんがお団子のように群がり、きっと一列目の人しかバリーの手が見えなかったに違いありません。

NY旅行で参加し損ねたVocal Workshopは1日目に参加したものの、自分がモタモタしていたので唄うチャンスを逃してしまいました。並んだ列の二人前で時間切れで終了。本当にドジッ。せっかく参加したのに…。 内容は、歌詞カードが渡され、一つの曲を譜面なしで耳で覚えて唄う…というものでした。(NYでは歌詞は供給されず、自分でディクテーションするらしいけれど…。)伴奏者もピアノの学習者で、コードの押さえ方などが不味いとそこでピアノの指導が入るため、ヴォーカルだけのWorkshopではなさそうでした。その時当たったピアニストが若干初級者の場合、皆が手探りになって、気持ち良く唄えそうにはありませんでした。

2日目のVocal Workshopのエンディングに間に合って20分ほど見学。 …「こういう風にだけは唄わないで…。」という内容が興味深かったです。その内容は文章にし辛いです。自分がその中に参加しているときよりも、見学している時の方が見えることってあるんだなぁ…と感じました。そして最後に、(譜面があったとしても、)「インプロビゼーション」のつもりで唄って欲しい…というコメントがありました。「こういう風に唄って欲しい」というお手本(ハリス氏の歌唱)も聴くことができました。よかった!

アンサンブルWorkshopは、見学しているだけで有意義でした。日々、私の中でパキッとしない内容を「Blue Skies」のように解決してくれる内容が、そこにありました。

ハリス氏曰く…:
★「殆どのジャズミュージシャンは三連符をうまく使っていない。」
★「八分で弾き続けるということは、僕にはそれは信じられないことだ。」
「音楽は八分音符だけでできているのではない…。必ず三連符をうまく弾かねばならない。」 (⇒この「音楽」とはジャズのことだと思うけれど…。)
★「十六分の三連も重要。」

そして、スキャットで示してくれて、楽器全員で練習。コードスケールで。

★ダビデデューワ、デューワデュッダ。(これで二拍。1拍6つ。)
★ダーン、ダーン、チュビレデュッデュッ、ダーン。(これで4拍。この組合せで16分三連の位置が一拍目だったり、二拍目だったり…。どうも追いつかないけれど…。)
例えば、
★チュビレダーン、チューエンド、チュースリー、チューフォー。
★ワーン、トゥー、スリー、チュビレダーン。
ワーン、トゥー、チュビレダーン、フォー。
(チューじゃなくてテュかもしれないけれど、1拍の中に16分の三連が2つ入っている感じ。つまり1拍6つ。つまり六連符じゃないかなー。通訳の人はそうは言っていませんでした。その点だけ「?」。)
★ディードゥ、ディードゥ、デウィユダッダッ、ディードゥ。
★ディードゥ、ディードゥ、ダービ、ダーブ。
★ドゥウィルダー、ドゥウィルダー、ドゥウィルダッダ、ドゥウィルダー。
(すべて4拍。)

曲名が分からなかったけれど…、
★「スタッカートではなく、レガートで弾けなければならない。ピアノはもともとスタッカートの楽器なので、自分もレガートで弾く場合は注意せねばならない。レガートで弾かなければならない。」
★「レガートで弾くことは、音符(メロディ)をちゃんと弾くということが要求される。レガートで弾く練習が重要。」
★「早くても遅くても、同じように弾けなければならない。」
★「セロアスモンクがやっていたこと=60分テープ、あるいは90分テープに同じ旋律を繰り返し録音して練習していた。」(と言っていたような記憶だけど…。通訳の人の通訳とハリス氏の言葉が重なって、正確でないかも…。モンクの時代はテープの時代なんだなぁ…、ということに変に感動。昔はMDもICレコーダーもなかったのだ!)

これらは、アンサンブルWorkshopで印象に残った練習だったけれど、ヴォーカルものにも完璧応用可能。普段と違う環境でジャズを学習するって、新鮮でした。行って良かった!

さ、これから節約モードに突入ダ~ディ、ドゥ~デ、ドゥワ~ ♪♪♪ ♪♪♪
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Commented by barbara at 2009-01-19 19:33 x
バリー爺は歌うんですか。いい声でしたか。なかなか教育家みたいですね。弘子嬢も鍛えられたんでしょう。30年くらい前に中年バリーの写真が専売公社(日本たばこ産業)のカレンダーで使われました。その写真はなかなかかっこよく他でも見たような気がします。確かこれです。
userserve-ak.last.fm/serve/252/3079009.jpg
Commented by TomTom at 2009-01-19 22:50 x
はい、唄っていました。結構いい声でした。まろやかな声。グラディー・テイトに勝るとも劣らず!きっと歌が好きだし、好きだからVocal Workshopもできるのだと思いました。

若い頃の写真、カッコイイですねー。びっくり…です。
Commented by mu-net at 2009-01-22 18:05 x
おつかれさまでした〜
こんな風にしてワークショップは行われていたのですねえ。
そして、あの日のTomTomさんは実はセンチメンタルな気分だったのですね!
Commented by tomtom2006T at 2009-01-22 23:00
そうなんです、実は走馬灯…でした。

2日目に竹馬の友と、あの坂を散歩しましたよー。
by tomtom2006T | 2009-01-19 16:34 | DIARY | Trackback | Comments(4)

ジャズ・マドンナ<十萌子>の、徒然なるままに・・・。


by tomtom2006T
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